一般社団法人 北海道茶道文化振興協会

今月茶道具 JAPANESE TEA UTENSIL

呉器茶碗 銘 直心

兼中斎書付 那波鳳翔作

 

「直心」とは菩薩の起す三種の心の一つでもあります。真っ直ぐ正しく向かうこと、真如を念ずる心それらは人の持つありのままの姿を願うことに共通しております。
人は何処に行き着くのか、それは生まれ死する時まで歩々を止めません。
あるがままの真如念ずる自分とは、「今のまま」の自分、そしてなるがままの「未来」何もなくただ過ごす日常茶飯事を意味する兼好法師の徒然なるまま人ものんびりとひたむきに一途に歩みたいものですね。
銘をつけた堀内宗心宗匠の歩々清風という本の中に「お茶を教えるということは菩薩道であります」と記述されております。何かこのお茶碗に通じるようなものを感じられます。

今月の茶道具 2020.02
top