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初投稿「一服と平穏」

一服と平穏

お茶をいただき、一服いただくと「ふぅ」と一息つくことができます。

その時の心は平穏そのものになっているのではないでしょうか。

忙しい時、時間に追われているときなどは、心がざわざわしてしまいます。

そんな時に稽古をするとやはり、うまくいきません。

普段はしないようなミスや気配りができなくなってしまいます。

それはやはり、自分の気持ちに余裕がなく、稽古に集中できていないのです。

しかし稽古を始める前に深呼吸して一息つくと、少し気持ちが落ち着かせることができ、稽古に集中できるのです。

これは稽古に限った話ではなく、日常生活にも同じことが言えます。

心がざわついていると、身体も疲れてしまうだけでなく、物事を冷静に対処できなくなってしまったり、他者への思いやりを忘れてしまい、大切なものを見逃してしまうなんてことが起きてしまいます。

忙しいときだからこそ、お茶を飲んで一服。それをするだけでざわついた心を落ち着かせることができ、冷静さを取り戻し、他者への思いやりを忘れずにいられます。

しかし現代社会ではこの一服、一息つくことができないほど忙しかったり、そもそもそういう場がないこともあります。

社会の多くの人が一服できない、一息もつけないままだと社会全体が冷静さや,他者を思いやれない悲しい社会になってしまいます。

今の日本社会では、それに近くなっているのではないでしょうか。

一人一人が少しでいいので一服つける、一息つくことを心がけて、他者を思いやることができるようになると、それだけで優しい社会に近づいていくのではないかと思っています。

私は多くの人が他者を思いやり、支え合える。そんな優しい社会になれるように、茶道を用いて、社会に貢献できるように精一杯精進してまいります!

理事長 相原尚喜

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