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京都の絶品「如心納豆」 お菓子の話

千歳屋菓舗 如心納豆

京都御所から少し外れた熊野神社前にひっそりと佇むお店 老舗菓舗「千歳屋」

お店をご存じではない京都のお住まいの方も多いと言われています。

多く知られざる名品和菓子を扱うお店です。

ここの笑顔温かいご主人が作るお菓子は地元のお客さんを始め、お茶人に愛されています。ご主人のお人柄も魅力の一つであります。

その中でも隠れた絶品として存在感を放つのが「如心納豆」であります。飾り気のないお菓子ながら内包されている美味しさとその深みは一度食したら虜になってしまいます。大徳寺納豆の味わいも良く感じられ、口の中を満たしてくれます。独特の奥深い味わいとその塩気と風味が堪らなく美味しいです。

大徳寺納豆を芯に蜜で絡めつつ豆粉に包み絡めていく作業を何度も何度も手作業でコロコロと行い、一粒に大変手間をかけて作られます。

断面はこのようになっております。

如心納豆 断面

断面も見てわかるように、とても美しく均等になっております。如心納豆を作る手間とご主人の技術の高さ、妥協を許さない想いがたくさん詰まっております。

お菓子の名前のある通り、表千家七代・如心斎宗匠の時代からこのお菓子は始まると主人は話してくれました。

また、初代が皇室にお菓子の献上をしていたらしくその歴史の深さも伺えます。

お家元宗匠ともお酒を交わす間柄であり、今でも注文を受けたりすると語っておられました。

体調をご主人が一時崩され手術するとのお話を聞き、ご無事願うお手紙を差し上げ、先日の京都でご無事なお顔とご様子を拝見できて安堵しておりました。いつまでもことに伝え、お名前の通りに千歳と屋を御栄ください。微力ながら私ども北茶もお支えします。

ころころ如心 納豆コロコロ 千歳無事

佐々木宗芯

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