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五つの感覚 第6階層への道程Ⅰ

感性や感覚を研ぎ澄ます方法を学びたい。

五感を研ぎ澄ました先の景色を見てみたい

第六感ってなんだろう。

第六感がほしい!

このような声は昔からありました。

多くの方がご存じのように、私たちの感覚器官を代別して五感といいます。その五感よりも上位の感覚階層として第六感が存在しているとされています。最近までは第六感とは科学的に説明のつかないこと、不可思議なこと、人間以外の動物の知覚でしか認識できない領域などが一般的に示すとされていました。

しかし、2019年東京大学と米アメリカ工科大学などの共同研究チームが米専門誌で記載した研究内容によると、人間には地球上の磁気を感じることのできる能力「第六感」が存在すると発表されました。人の第六感とも呼べる無意識領域の滞在的な能力は、今後何らかの利用法があるということを最後に締めています。

従来人間の感覚は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感だけを感じるのみで、磁気を感じる力はないとされておりました。産経新聞の記事に書かれているそのままの内容を掲載します。

「研究チームは地磁気を遮断した室内で、日米など18歳~68歳の男女の頭部を地磁気と同程度の強さの磁気で刺激する実験を行った。その結果、磁気の向きに応じて無意識のうちに脳波が異なる反応を示したことから、人間は地磁気を大まかに感じ取る能力を持つと判断した。」チームの眞渓歩東大准教授は取材に「人間に未知の第六感があることが確認された。これは意識的に利用することは非常に難しいが、今後詳しく調べて探っていきたい。」と話したとされています。

地磁気とはSとМなどで構成される地球がもつ磁性、磁気とは+-極で構成される磁石との電流との相互作用などの現象と説明されます。

近年は坐禅ブームであります。古来より続くその法は悟りを得る道程とも呼ばれ多くの方に信じられてきました。また、最近では健康の観点やポジティブ思考の構築のため坐禅する方も多くいます。

その健康効果を科学的に説明した堀内宗心宗匠の研究の内容を抜粋して説明します。

「人間の体内には常に電流が流れているものでありますが、電流には常に波長が伴うものであり、この波長が定常化して、体内で定在波を保つようになれば、恐らくは体調は安定し、健康につながるであろうという考え方です。坐禅ではまず足を組み、脊椎を真っ直ぐにして腰の上に置き、顎を引いて肩の力を抜くと、身体の安定した坐り方ができます。その時、両手は、拳を上にして下胆の手前、組んだ足の上に置き、親指は自由でありますが、この親指を軽く両方から軽く接近させます。この時、親指の中を流れる電流は、指の先で向きを変え、手の内方に戻らなければなりません。この時、電場の向きが変わり回転します。電場が回転すると、此処に地場が生じます。二つの磁場が接近すると互いに消殺して節を生じ、身体全体の電流を定常化して、体内電流が定常波を作って安定すると考えます。体内の余分の力を取り去り、精神を安定させると、体内電流回路も安定し、効果的に心身の安定状態を作ることが出来る」と締めています。

人間にも坐禅の姿勢から+-極の磁場を発生させ磁気を発する身体の構築化が可能であると伝えていただいていることがご研究から伺えます。

先の第六感の研究と宗匠の坐禅効能の研究から考えられることは、人間の第六感を開くには坐禅が適している可能性があるということです。

では、茶の湯においてどのように実践するかを話します。

それは稽古などで正座する姿勢の段階において手を坐禅の法界定印に直すことであると思います。背筋を伸ばして法界定印の手に組み、お稽古ことに臨むだけで良い精神状態を得られ、手を意識的にすることから目の前の稽古に全集中が可能であると思います。大徳寺の無文老師はご著書の中で、正座しながら坐禅に取り組むのも良いでしょう。と述べています。

坐する静かさとお茶の動をもってお稽古時間を過ごしてみるのも安定した気持ちの導入になるのではと思います。

続きⅡでは五感を詳しく知り、その基づいた意識で第六階層へ至る方便を記します。

動静茶坐 同道成就也

佐々木宗芯

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