一般社団法人 北海道茶道文化振興協会

今月茶道具 JAPANESE TEA UTENSIL

黒中棗 金森春次作 不仙斎 玉の画書付

玉(宝珠)とは頭部がとがり、その左右両側から火炎が燃え上がっている状態にかたどった玉。如意宝珠を表したものとされています。

とても美しく真ん中に描かれている玉の画は堂々たるものがあり、とても風格があります。

この玉の画を描いた不仙斎宗匠はわずか11才で家督を継承されると、石川若水を迎え、一時門弟の補佐をうけながら稽古に励まれた人物であり、とても画が上手な人物でもあります。

玉は古来より、美しく磨かれた貴重な宝物を指し、仏教では、仏や仏の教えの象徴ともされており、願いを叶え、どんなものでも手に入れられ、災難を除き、濁水を清くするとも言われています。これはお茶の効能を記した茶の十徳にもある、お茶を飲むことで、病を払い健康を守るという意味の息災延命、心の迷いを落ち着かせ、純粋な心になれるという意味の天神随心にも通ずるところがあります。

また、玉を持つことで何にも侵されず、宝を得、毒を退け、火にも焼かれないとされています。

玉の持っている意味や茶の十徳などを知っていると、この棗に入ったお茶で一服飲みたくなります。

今月の茶道具202006

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「茶仏」 宗芯絵

「茶仏」 宗芯絵

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